テクノロジー・イノベーション
2026年10月3日 09:09
「メーデー」は1923年、ロンドン近郊の空港の無線士が生んだ 救難信号の意外な出自
船が沈みかけているとき、無線の向こうにいるのは、言葉も通じない見知らぬ誰かかもしれない。ノイズが走り、声は震えている。それでも助けを呼ぶ一言は、その相手に届かなければならない。その役目を100年近く担ってきたのが、メーデーという言葉だ。始まりは、ロンドンの空港で生まれた実務上の工夫だった。それが今では世界共通の取り決めになっている。航空と海の手順に組み込まれ、衛星やデジタル信号にも支えられている。